多項目アレルゲン検査
当院での検査の特徴
吸入系・食物系を同時に41項目検査できます
指先からの少量の採血で検査ができ、乳幼児さんにも対応できます
30分で結果がわかります
アレルギー治療の第一歩は、アレルギーの原因物質(アレルゲンと言います)を見つけ出して、それを生活環境の中から排除してゆくことです。
アレルゲンを見つけ出すために、血液の検査を行います。アレルゲンとして疑わしいものに目星をつけて検査を行います。一定の季節に症状が出現する場合は、その季節の植物の花粉を調べますし、不定期に症状が出現したり、一年中症状が出るような場合はアレルゲンが常に身近にある可能性を考え、ハウスダスト、ダニ、家庭内の昆虫等を調べます。このように従来は怪しい項目を7~10項目程度検査を行っていました。しかし、技術の進歩に伴い、ごく少量の血液から多くのアレルゲンを同時に検出することが可能になりました。また、従来は多角的に複数の検査を追加して検査漏れを防ぐ必要がありましたがそれらの検査を省くことでコストも抑えられるようになりました。
当院では41項目を同時に従来の11項目の検査と同等の検査費用で測定できるようになりました。検査対象には22項目の食物アレルゲンが含まれています。これは吸入系アレルゲンと食物系アレルゲンを併せ持つケースが増加傾向にあり、成人後にも新規発症するケースも増えており、特に花粉症や喘息などを持っておられる方は要注意とされています。
きわめて少量の採血で検査できるので、「離乳食開始前」、「給食開始前」のお子様にも有益な検査です。ただし検査結果が陽性でも食べられる場合もありますので、食品摂取の制限に関しては慎重な判断が必要です。
また従来通りの項目を絞っての検査も可能ですので、「猫を飼いたいので、猫アレルギーを調べたい」等のご希望がありましたらご相談ください。