佐賀県佐賀市のいちはら耳鼻咽喉科クリニックです。 新生児からご高齢の方まで、全ての年齢の患者様を対象にしています。1.的確な診断と治療 2.十分な説明 3.受診しやすい環境 4.子どもを怖がらせない を理念として診療にあたっています。アレルギー性鼻炎のレーザー治療、睡眠時無呼吸症候群の治療にも力を入れています。

耳掃除

外耳道
お耳の穴の壁は薄い皮膚で覆われています。奥の方は皮膚の直下に骨があり(外耳道骨部)触ると痛みます。外側の部分は少し皮下組織がありその下に軟骨があります。(外耳道軟骨部)触ってもそれほど痛くはありません。

耳垢
外耳道の皮膚は新陳代謝で常に新しい皮膚に更新されています。外耳道骨部の皮膚は外耳道の外に向かって少しずつ移動しています。外耳道軟骨部には耳垢腺という分泌腺がありこの部分で皮膚と分泌物が一緒になって耳垢になります。耳垢は外に移動してきます。

耳垢のお掃除
前に書きました様に、耳垢は外に向かって自然に移動してきます。お耳の中をのぞいて奥の方に耳垢が見えても無理に取り除かず、取りやすい場所に出てくるのを待った方が安全です。

子どもさんの耳掃除
特に小さなお子さんや、お耳を触ることを嫌がってじっと出来ないお子さんのお掃除は大変危険です。お掃除をしているつもりでも実は大半を奥に押し込んでいるケースもよく見かけます。
目で直接見ながらお掃除できる耳垢だけを取ってあげましょう。綿棒や耳かきをかざすと耳垢が見えなくなる状況では扱わない方が良いと思います。

耳掃除の道具
一般的には綿棒や耳かきを使用します。
お子さんのお掃除を家族がしてあげる場合、どちらを使用するにしても「不意に動く可能性」を考えておくことです。道具より気構えと道具の持ちかただと思います。器具の先が耳の奥に入ってしまわないよう万一動いたら、「道具を持った手を引く」ことをいつもイメージして下さい。また「道具を強く握らない」ことも外傷を避けるこつと思います。万一奥に入ってしまっても軽い怪我で済ませることができます。またおさない子どもさんのお掃除の場合は誰かが介助して頭をおさえておいて行うことも良いと思います。
道具の選択は、乾いた耳垢でじっとできる場合は「耳かき」。柔らかい耳垢や、じっと出来ない時には「綿棒」良いでしょう。いずれにしてもうまく行かなかった時には強行せず病院で取る様にしましょう。

TEL 0952-24-8010 佐賀県佐賀市の嘉瀬町大字扇町2469ー26

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