2021 年 6 月 22 日 に「日本ワクチン学会」が次のシーズン(2021〜2022年の冬の流行シーズン)のインフルエンザと新型コロナの同時流行を懸念した見解を発表しました。

この見解によると、今年の冬のインフルエンザワクチンの接種は受けておくことを推奨しています。「前シーズンのインフルエンザの流行がなかったから」と油断されないようご注意ください。

また、米国CNNは来シーズンの流行を懸念する研究者の声を紹介しています。以下に抜粋を記載しておきます。

 

インフルエンザに詳しい聖ジュード小児研究病院のリチャード・ウェビー氏は、「西アフリカの例外を除けば、インフルエンザはどこにもない」と話す。インフルエンザが流行していない国には「ロックダウン(都市封鎖)をした国も、ロックダウンを一切していない国も含まれる。大流行をうまく抑え込んだ国も、うまくやらなかった国も含まれる」という。詳しい理由は不明だが、専門家の多くは、新型コロナウイルス対策がインフルエンザの感染拡大防止にも役立ったと見ている。コロナウイルスが何らかの形でインフルエンザをしのいだ可能性や、干渉した可能性もある。

いずれにしても、ウェビー氏をはじめとする専門家は、インフルエンザの活動は一時的に収まっているにすぎないとの考えだ。この秋にも予想される次のインフルエンザのシーズンには、大きな反動が懸念される。

「史上最悪のインフルエンザシーズンが到来するかもしれない」とウェビー氏は言う。

 

当院では次シーズンのインフルエンザワクチン接種の予約受付を開始しています。

詳しくは当院スタッフにお尋ねください。0952-24-8010