佐賀県佐賀市のいちはら耳鼻咽喉科クリニックです。 新生児からご高齢の方まで、全ての年齢の患者様を対象にしています。1.的確な診断と治療 2.十分な説明 3.受診しやすい環境 4.子どもを怖がらせない を理念として診療にあたっています。アレルギー性鼻炎のレーザー治療、睡眠時無呼吸症候群の治療にも力を入れています。

鼓膜穿孔閉鎖術

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鼓膜に穴が開いていると、聞こえが悪かったり、炎症を繰り返したりする場合があります。この様な場合、鼓膜穿孔を閉鎖することによって聴力が改善したり、感染からお耳を守ることができることが期待できます。

今までは一般に耳の後ろをメスで切開し鼓膜に接着する組織を採取し鼓膜の閉鎖の材料にしていました。現在もその様な治療を行っていますが、当院では耳の後を切開せず、コラーゲンスポンジを(テルダーミス)を閉鎖材料として使用する手術方法も行っています。この方法でもかなりの確率で鼓膜穿孔を閉鎖させることができます。

耳後切開をする場合は、全身麻酔や入院、術後の付け替えのための通院が必要になる場合がありますが、テルダーミスによる閉鎖方法では特別な状況が発生しない限り、頻回な通院は必要ありません。

【手術方法】

まず鼓膜に麻酔を行います。これも耳後切開と異なり注射の麻酔はありません。麻酔薬を浸した綿を鼓膜穿孔の上に置きます。麻酔薬が鼓膜に浸透するのに15分程度必要です。

麻酔が効いてから鼓膜穿孔の周囲を切除します。鼓膜の周囲の組織を傷つけることによって、再生能力を活性化するためです。(図1)

テルダーミスを鼓膜の穴に合わせて挿入します。(図2)

その後は2~3週間後ぐらいに受診していただき、テルダーミスのシリコンシートを除去します。あとは鼓膜組織が再生されるのを待ちます。

穿孔が完全に閉鎖しない場合は同手術を繰り返すこともできます。

鼓膜穿孔の大きさによってはテルダーミスによる穿孔閉鎖が不向きな場合があります。膿汁が出ている場合は実施できません。手術後に膿汁が出る場合はテルダーミスを取り除かなくてはならない場合があります。

 

テルダーミスを使用した手術以外も実施しております。

いずれも日帰り手術です。

TEL 0952-24-8010 佐賀県佐賀市の嘉瀬町大字扇町2469ー26

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