慢性副鼻腔炎
【どんな病気?】
副鼻腔の慢性炎症(こじれた炎症)で急性副鼻腔炎を繰り返した結果慢性化する。俗に「蓄膿症(ちくのうしょう)」と呼ばれています。
【症状は?】
鼻づまり、鼻汁、鼻汁がのどに流れる、匂いがわかりづらい。頭が痛い、頭が重い
診断方法は?
レントゲンを撮ると副鼻腔を見ることができます。(上図参照)*妊娠中のレントゲン検査
【治療方法?】
治療はお鼻の吸入の治療(ネブライザーと言います)と飲み薬の治療(マクロライド少量長期療法)を組み合わせて行います。鼻茸(鼻粘膜のポリープ)等がある場合はまず手術を行った方が良いと思います。
慢性の炎症で、治療に日にちがかかる病気です。短くても2ヶ月(8週間程度)かかかると思います。
また、症状がなくなったからといって完治しているとは限りません。慢性副鼻腔炎は症状がとれた時点では副鼻腔には炎症がくすぶっていることが殆どです。症状がとれてしまったからといって油断はできません。症状がなくお 鼻の中の状態が問題ないという状況になっても、2ヶ月間は服薬を継続します。その後にレントゲンを撮影して治療終了の判断を行います。治療終了を告げられるま ではしっかり治療を続けてください。治療半ばで風邪をひいてしまうと逆戻りしてしまうこともあります。
副鼻腔炎のお子様で治療薬に クラリス、クラリシッド、クラリスロマイシンドライシロップを処方されてお子様が飲んでくださらない時はこちら。