伝染性膿痂疹
【症状】
掻きむしった「きず」、「虫さされ」、「あせも」などにバイキン(黄色ブドウ球菌や連鎖球菌などの細菌)が感染することによって起こります。膿がたまったり、肌が赤くジュクジュクしたりツ(標準語ではかさぶた?)ができて余計触りたくなる皮膚の病気です。お鼻の症状があって、汚れた指で鼻をくじる(ほじくる)ことで発症することも多いようです。感染力が強く、違う部位に広がったり、お友達に染ったりすることがあります。抗生物質による治療が必要なので、症状に気づいたらすぐに病院を受診します。
【潜伏期間】2~10日
【感染経路】接触感染
【治療】
抗菌薬による治療&肌を清潔に保つこと!
症状に応じて抗生物質の塗り薬や飲み薬で治療します。薬はかさぶたが自然に取れるまで継続します。肌を清潔に保つため、入浴時はよく泡立てた石けんで患部を丁寧にやさしく洗って、シャワーで石鹸成分が残らないようにしっかり洗い流します。タオルや寝具の共用は避けてください。
【予防】
黄色ブドウ球菌は、健康な肌にもすむ菌(常在菌)の一種です。特に鼻の穴の入り口に多いので、鼻をいじる癖がある子はやめさせる必要があります。肌を傷つけないよう、爪は短く切っておきましょう。患部を完全に覆っていれば、原則として登園は可能です。
【登校(園)基準】制限なし