ヒトメタニューモウイルス感染症
【症状】
一般的には咳、鼻水、熱などの風邪症状で終わります。中には細気管支炎、肺炎、気管支喘息の悪化、クループのような呼吸器症状が現れることがあります。症状や経過はRSウイルス感染症とよく似ていますが、流行する季節が異なる(下図参照)こと、好発年齢がRSウイルスが1歳未満に比べてhMPVは1歳以上であることが多いとされています。検査で確認できます。
【潜伏期間】3~5日
【感染経路】飛沫感染、接触感染
【治療】
ヒトメタニューモウイルス感染症には特効薬はありません、症状を緩和させるための対症療法を行います。水分をしっかりととり、温かくして、ゆっくりと休みましょう。
【予防】
咳やくしゃみで吐き出されたウイルス(飛沫感染)や、気がつかないうちにウイルスに触れてしまったり(接触感染)することで感染が拡がります。
保育園・幼稚園や小学校などでの集団感染に注意する必要があります。また、このウイルスの感染症では高齢者福祉施設での集団感染や死亡例の報告もあります。感染力が強いので、家に帰ってきたら、手洗い・うがいを徹底しましょう。
ヒトメタニューモウイルスhMPVとRSウイルスRSVの流行期間の違い
1学期に多いのがヒトメタ、2学期に多いのがRS
お鼻から検査をします
【登校(園)基準】症状が回復した後