アレルギー性鼻炎に対するレーザー治療の効果
アレルギー性鼻炎痛いする「レーザー治療」の手術後の長期経過を観察した研究はあまり多くないのですが、下のグラフはの論文から引用させていただいたものです。症状を点数化しており、数値が大きいほど重症です。
各グラフの左端の○が「治療前」、中央の○が「6ヶ月後」、右端の○が「治療後5年目」の症状を表しています。
このグラフからは手術後5年で「くしゃみ」、「鼻漏(はなみず)」は手術直後より悪くはなっていますが、手術前の状態より重症度が低いことがわかります。また「鼻閉(はなづまり)」に関しては、手術後5年が経過しても、効果が維持されていることを示しています。以前は手術後数年で元に戻ってしまうと言われていましたが、結構効果が長く持続することがわかります。下の棒グラフによる「改善感」の変化を見ても「鼻閉」の改善感が維持されていることがわかります。もちろん「くしゃみ」、「はなみず」の治療効果も十分期待できます。
次の円グラフは、同じ論文の中に書かれている「患者さんが感じておられる効果持続期間」を表したもので、多くの患者さんが5年以上の効果持続期間を感じておられることがわかります。
この論文からアレルギー性鼻炎に対するレーザーの治療効果がかなり長期間持続することがわかります。