突発性発疹
【症状】
ウイルスによる感染症です。原因が特定できない39~40度の高熱が3日程度続きます、熱が下がった後に、全身に細かい赤い発疹が出ます。とくに生後6か月~1歳半くらいまでの乳幼児に多くみられます。下痢気味になることもあります。そのほかの症状は、あまり目立ちません。熱の割に元気で食欲もあまり落ちません。熱が下がって、腹部を中心として全身に細かい発疹がでてきてきます。ときに熱性けいれんのきっかけになったり、髄膜炎などの合併症を起こすこともあります。
【潜伏期間】9~10日
【感染経路】接触感染(唾液)
【治療】
特効薬はないので、病院で診察を受け発熱以外他に異常がなく突発性発疹が疑われた場合は脱水を予防しながら経過を見ます。自然に治る病気ですが、脱水に注意してください。唇が乾燥していないか、オムツを濡らす回数が少なくなっていないか、などを観察してください。熱が高いとおしっこや汗以外に、吐く息から目に見えない水蒸気で水分が失われてゆきます。普段より多めに経口補水液などで水分補給を行いましょう。
熱があってもきげんがよく、水分が十分にとれているようなら、解熱剤を使わなくても自然に治ってしまう場合も多いです。
【予防】
感染力は弱いが、発熱中は感染力があるため、ご自宅で様子を見てあげてください。熱が下がって発疹が出て1日以上経過し、全身状態が良ければ登園は可能です。また、この病気自体が園内で流行することはあまりありません。
【登校(園)基準】症状が回復した後